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千反田えるの接待奉仕

 2 縛られるカラダ(下)

 キィキィ――と、なにかが軋むような音が室内に響きます。
 そこは大きさそのものはせいぜい十畳ほどですが、周囲の壁がコンクリートの打ちっ放しそのままで殺風景な上に、置かれてるものが少ないためがらんとした印象を持ってしまうような、どこかもの寂しい感じの部屋でした。
 ただ、それもこの部屋が――旦那様が新たな性奴隷を仕込むための――調教室だという事実をかんがみれば、なんの不思議もないでしょう。
 事実、壁際に一つだけある備え付けの道具棚にいくつかの鞭やロープに首輪や手錠だったり、その他にも用途のよくわからないものを含めて雑多な調教道具(?)が置かれているくらいで、その他には簡易ベッドくらいしか存在しないのですから。まさしく、ただ性奴隷わたしを調教するためだけの部屋だということが、一目瞭然です。
 キィキィ――
 そして、再びのなにかが軋む音とともに、わたしの体が微かに揺れ動きました。ゆらゆら、ゆらゆらと。
 がらんどうに近い調教室の天井には金具が取り付けられていて、そこに掛けられたロープに縛られたわたしの体がぶらぶらと宙吊りになっているのです。そう――まるで取り調べ拷問を受けている下手人かなにかのように。
 ……もちろん受けているのは拷問ではなく、あくまで調教ですので、わたしの格好は変わらず全裸のまま。両腕は後ろ手に背中の辺りでまとめて縛られ、脚は股を――蛙みたいに――大きく開いたまま太腿とふくらはぎをロープでひとまとめにした状態で、成人男性の頭の高さくらいの位置に吊るされているのでした。
 さらに、もう一つ付け加えるなら。ロープで縛られているのは腕と足だけではなく、股間クリトリスの辺りやおっぱいの辺りもしっかり締めつけられているのです。いわゆる、亀甲縛りというものでしょうか。エスエム? というのはよく解らないので、縛り方についてもわたしは詳しくはありませんから正しい名称なのかは不明ですが、そんな感じの縛られ方をしていることだけは確かでした。

「……んっ、……はぁ――っ……♪」

 身をよじった拍子に自重でロープが軋み、宙吊りのバランスが崩れたせいでおっぱいを縛り上げていた縄が柔肌に食い込んできて、甘い痛みに思わず吐息がこぼれてしまいます。
 けれど、その切ない声にすばやく反応して、ねちねちと話しかけてくるはずの旦那様の姿は、今のこの部屋にはありません。
 なぜなら――夕食後にわたしがこの部屋に連れてこられて、全身に冷たいオイルを塗り込まれた上にロープを掛けられ天井に吊り下げられると、旦那様はそのまま部屋を出て行ってしまい――もう、一時間くらいは経っていると思うのですが――、まだ戻ってきていないのですから。
 ですからわたしは、自分が出してしまったイヤらしい声を聞かれなくてほっとしている反面、ずっとひとりで全身を縛られ天井から吊るされた状態で放置されてしまっていることに、不安を覚えていました。
 そう、このまま放置され続けることへの一抹の不安と、これから待ち受けているだろう旦那様の調教オチンチンへの淡い期待を――覚えてしまったその瞬間、

「んん……っ♪ ふぅ――っっ……」

 軋んだロープに肌が擦りつけられる痺れるような感覚に、わたしの口から再び切ない吐息がこぼれてしまいます。
 日中のメイド長さんによる調教のせいで、発情の残り火みたいに身体が火照ったままなのもありますが、全身に塗られたオイルがおそらく媚薬かそういった類いのものなのでしょう。時間が過ぎていくごとに体中が熱く熱く、燃えるように熱くなってしまっていました。
 キィィ――
 そして何度目かのロープが軋む音を耳に聞きながら、わたしの肌の表面を伝って雫が床に滴り落ちていくのを感じます。そのほとんどは身体にこもった熱から湧き出てきた汗なのは間違いないでしょうが、一部の――たとえば股間から滴り落ちているものはそれ以外のなにか、甘い蜜に似たものだということもまた明らかでした。

「……はぁ……ふぁ――ぁっっ♪」

 なぜならそれは、今のわたしの股間がとても熱く、煮えたぎるように疼いてしまっているからに他なりません。ひくひくと、まるでナニか――真っ先に脳裏に浮かんでしまうのはもちろん、旦那様のアレです――を求めるように花弁が蠢いてしまっているのが、見なくても自分で感じ取れてしまいます。
 ただでさえ日中あれほど性感を高められてしまったというのに、ずっとおあずけされたままなのが効いているのでしょう。なによりも、なにもしないままただ放置するだけというのがいけません。せめてバイブくらいハメてもらえていれば、こんなにもどかしい思いをしなくてよかったと思うのですが。

「んん……っ♪ あぁ~~うぅぅん。……ダメ、届き、ません――っっ」

 なんとか身体ををよじってみたり、股と股をどうにか擦り合わそうとしたりして。少しでも股間の疼きを解消しようとするのですが、肝心のところに手もナニも伸ばせないのではどうにもなりません。
 気が狂ってしまいそうなもどかしさに、たまらず苦しげな声を漏らしてしまうわたしの耳に――

「……さて、ずいぶんとお待たせしちゃったようだけど、えるちゃんはいい子にできているかなぁ?」

 ドアが開く微かな音と一緒に、聞き馴染んできたばかりの粘着質な声が飛び込んできました。ええ、ようやく――です。

「……はい。旦那様の言いつけ通り、いい子にしていました。ちゃんと我慢もできました……」

 声は、少し震えてしまった気がします。少しでも旦那様に満足していただけるよう、従順さを心掛けはしましたが、果たして大丈夫でしょうか? 旦那様がすぐにわたしを可愛がってくれるような気分になってくれればいいのですが。
 不安を覚えながらわたしがじっと見つめていますと、部屋に入った旦那様はこちらの様子をちらっと一瞥し、それからゆっくりとスーツを脱ぎ始めました。そうして全裸になったその股間では、たぷたぷのお腹を押しのけるようにギンギンに勃起したオチンチンが頼もしく揺れてくれているのを見て、わたしはなんだか嬉しくなってしまいます。

「あ……あ、あ……うぅん……(ゴクリ)」

 生唾を飲み込みながらオチンチンに目が釘付けになったままの――宙吊りのままの――わたしに近づいてくると、旦那様がニンマリと笑いながらわたしの下半身に手を伸ばしてきました。

「そうかいそうかい、ちゃんといい子にできてたかぁ。うんうん、オマンコもこんなにビショビショに濡らしちゃってオチンポハメて欲しがってるくせに、儂が帰ってくるまでちゃんと我慢することができたんだから、頑張ったえるちゃんには御褒美をあげないとだねぇ」
「んあぁぁぁ――っ♪♪ ……はい、旦那様の御褒美、欲しいです。できれば今すぐ、頂けますか……?」

 旦那様の太い指が膣穴を優しく掻き回し、さらにもう一方の手で鷲掴みにしたおっぱいをこねくり回してくるので、わたしの口からはしたない声が出てしまうのはあたりまえのことでしかありません。
 お待ちかねの刺激かいかんをオマンコが悦んでいるのがわかりましたが、それでもどこか物足りなさを感じてしまうわたしの目は、自然と旦那様の股間の硬くて太くて大きいモノに向けられてしまいます。
 こちらに向かって――天を突くように――まっすぐ伸びたオチンチンは、本当に頼もしいの一言がふさわしい逞しさを湛え、まさに聳え立っているようでした。アレに突かれるステキな快感を一瞬で思い出したわたしの股間は、旦那様の言う通りぐしょ濡れになって太い指を飲み込み、歓喜の水音を部屋中に響かせてしまいます。とても、イヤらしく。
 すると、性奴隷わたしが完全に発情しているのがわかったのでしょう。旦那様はくつくつと笑うと、わたしを吊しているロープのもう一方の端を引っ張り、わたしの体の位置を少し下げてくれました。
 ――具体的には、旦那様のオチンチンがわたしの目の前に来る位置に、です。
 そう、オチンチン、オチンチン、旦那様のオチンチンです。硬くて太くておっきくてわたしを何度でも気持ちよくしてくれるオチンチンです。立派なカリ首が入り口付近を擦るだけでオマンコが快楽に酔わされ、子宮口をガンガン突かれるだけですぐに天国に連れて行ってくれる最高のオチンチンです。その先っぽ鈴口から吐き出される精液はとってもドロドロ濃厚で、オマンコにいっぱい注がれて子宮が満たされるのを想像しただけでイッてしまいそうになるほどでした。うふふ、本当にステキです。ああ、たまりません――

「さぁて、それじゃあお待ちかねの御褒美といこうじゃないか。どうすればいいかは、今のえるちゃんなら、もう言わなくても解るよねぇ?」
「はい、ありがとうございます。それでは、失礼しますね。……あぅむ♪ むふぅぅん……っ」

 勃起したオチンチンを目の前に突きつけられた途端、わたしはなんの躊躇もなく――まるで飛びつくように――咥え込んでしまいます。とても大きな肉の塊を口いっぱいに頬張ったところ、すぐさま鼻孔にむわっとした刺激臭が飛び込んできました。獣じみた野性味に溢れた男臭さ、精液臭さにあっという間に頭の中が真っ白になって、理性が溶かされてしまいます。

「んんっ……あむぅぅ……ぬふ、むふぅ……ぢゅる、ぢゅぱ、ぢゅぷ……」

 気づけばわたしは夢中になって、お口マンコでオチンチンを一生懸命扱き立てていました。手で位置や角度の調整ができないため、いつもよりやりにくさこそありますが――逆にその不自由さが御奉仕への熱情を掻き立ててくれるのです。
 そうして精一杯フェラチオ奉仕をしてる最中に、ふと気づいてしまいました。朝の御奉仕の時にお掃除はできていなかったのに、今はオチンチンがしっかり綺麗な状態だということはともかくとして。精液おとこの臭いに混じって、愛液おんなの臭いが感じ取れてしまうということに。

「んぅんぅん……っ。むぅ、むぅ、むぅ……んむむぅんん――っ!?」

 その事実に、どうしてか胸の奥がひりつくような感覚を覚えてしまったわたしは、我知らずフェラチオの勢いを強めてしまいます。……旦那様がわたし以外の女の人ともセックスするのはあたりまえなのですから、嫉妬なんてするはずもないのに不思議なことですが。少しだけ、わたし、気になります――
 と、そんな風に少しだけ余計なことを考えてしまいながらも、お口マンコの動きが緩むことはけしてありませんでした。
 そうして夢中でフェラチオしていますと、行為の勢いでロープが揺れて身体の位置が安定しなくなるのですが、それについては旦那様がちゃんとロープを押さえてくれたのでどうにか落ち着きました、ありがとうございます。
 それでも、全身が縛られているのでまともに動かせるのは首――と舌――だけなのですが、その分丁寧にじっくりと、けれど大胆さも忘れずに誠心誠意奉仕させていただくのが、性奴隷わたしの務めなのでした。もちろん、旦那様の大切なオチンチンのお世話をさせてもらうのですから、当然のことなのですが。

「むふぅんん……おつゆ、いっぱい出てきてます……ぢゅる……ぢゅるるる……こんなに苦いのに、嗚呼、どうして美味しく……んふぅん……感じて、しまうのでしょうか……」
「それはえるちゃんがオチンポ大好き、ザーメン大好きなドスケベマンコになっちゃったからだろうねぇ。もう自分でもわかっちゃってるだろう? 体も心もすっかりできあがっちゃって、セックス以外のことなんてもう考えられなくなってるんだってさぁ」
「――嗚呼、そう、です。旦那様の、言うとおり、みたいです。頭の中、セックスで、いっぱいになっちゃってる、みたいです――っ♪ 旦那様の、……うぅんんんっ……このオチンチンに、すっかり変えられちゃったみたい、ですね……♪」

 旦那様の言葉を肯定し受け入れながらも、わたしのお口マンコは奉仕を止めることはありません。亀頭もカリ首も竿も付け根も、目の前のオチンチンのあらゆるところを舐め尽くしながら、教えられたとおりに緩急をつけて吸いつくことも忘れることなく。まだまだ拙いわたしのフェラチオですが、それでも旦那様を気持ちよくすることはできているらしく、オチンチンの先っぽから次々と溢れ出るカウパー腺液が、わたしの喉の奥に途切れることなく飲み込まれていきます。
 その独特の苦みを味わっていたところ、不意に旦那様がわたしの頭を両手で掴みました。

「そんなドスケベなえるちゃんには、今から追加レッスンといこうか。ここからはフェラチオじゃなくて、イラマチオの時間になるからねぇ。えるちゃんは、オチンポに歯を立てないようにだけ気をつければいいんだよぉ。そうやって、ただお口をオナホにすることだけを心掛けてさえいれば、後は儂のモノに蹂躙される悦楽を愉しめばいいだけだからねぇ」

 愉しげにそう言うと、旦那様はわたしの頭を掴んだまま――それこそオマンコにするように――腰を振り始めます。初めはゆっくりと、次第に激しく乱暴に。わたしのお口を使ってセックスをするみたいに腰を振りたくる旦那様のオチンチンが、わたしの喉の奥に激しく叩きつけられるのでした。

「うむぅぅんんん――っっっ!? んんっ、んっ、んっ、んうぅんん……っっ!!」

 わたしの口いっぱいに広がった旦那様の大きなオチンチンが、好き放題に狭い咥内を犯し尽くしていきます。ただでさえロープで縛られて身体が動かせないのに、唯一動かせた首もこうなってはもう動かすことさえできません。
 完全に自由を封じられたわたしは、このまま旦那様に好き勝手に犯されるしかないようです。
 喉の奥を硬いモノで突かれる苦しさに覚えた吐き気を必死で堪えながら、わたしは旦那様に言われたように歯を立てないことだけ気をつけて、オチンチンの侵略を為すがまま受け入れてしまいました。 
 そうしてピストン運動という表現そのままに、回り続ける歯車のように旦那様の腰が前後に動き続けます。わたしのお口がオマンコになったようにオチンチンを挿入し続ける姿は、まさに蹂躙そのものでした。限界まで開いたままの顎も、奥の奥まで硬くて太い肉棒を突き込まれ続けている喉も、呼吸もままならなくて息苦しさに締めつけられるような痛みを覚えている肺も、痛くて痛くて苦しくて苦しくて堪らない――はずなのに、どうしてわたしは興奮してしまっているのでしょうか。

「んぐぅ……んむむぅぅ……っ! ……むふぅ、んんふぅぅ……っ!」

 気づけば、いつの間にか全身がとても熱くなっています。股間の開ききった割れ目スリットから滴り落ちている雫もまた、とても熱を帯びているようでした。
 その原因は――わたしにも解りきっています。
 たとえばそれは、自分の身体がただ性欲を満たして精液を吐き出すための、性処理用の道具オナホ?としてしか扱われていないことがたまらなくイヤらしく感じられ、どうしようもないほど興奮してしまうからだったり。
 或いは身体を縛られた上に頭を両手で押さえつけられ、完全に自由を奪われた状態で男の人に乱暴に扱われてしまっていることが、わたしの奥に眠っていたはずの被虐性を呼び起こしてしまい、結果としてオンナとしての――オトコに性奴隷として扱われることの――悦びを感じるようになってしまっているからでした。
 ――嗚呼、つまりはもう認めないといけないのかもしれません。
 わたしは――千反田えるは、もう完全に旦那様――長沼センセイの性奴隷オンナにされてしまったのだと。旦那様に教え込まれたセックスの気持ちよさに溺れきってしまい、ハマりきってしまい、もう戻れなくなってしまっているのだと。オトコオチンチンに身体を捧げて快楽を貪るだけの、そんなイヤらしいオンナになってしまったのだと。

「……んんんっ……あぅんん……っ! んむぅぅぅ……っっ♪」

 だって、本当なら歯を立てないように気をつけるだけで充分なはずなのに、わたしの体は勝手に舌を伸ばして、一生懸命オチンチンに気持ちよくなってもらおうとしているのですから。もうそんな風に考えるしかなくなってしまったみたいなのです――
 ああ、オチンチンのこの酸っぱい臭いがたまりません。早く早く、今すぐにでも臭くて苦い精液をお口の中にいっぱいにぶちまけてくれないでしょうか。
 心の中でそう願ったところで――

「そうそう、イラマチオはそんな感じに口全体でオチンポを扱き立てるんだよぉ。ふぅむ、さすがはえるちゃんだねぇ。普通のやり方をすぐマスターするだけじゃなくて、さらに舌まで使おうと応用してくれるんだからねぇ。そんなドスケベマンコちゃんには御褒美に、今から儂の美味しいチンポミルクを飲ませてあげちゃおうね」

 無言のお願いが旦那様に伝わってくれたのでしょうか。前後する腰の動きを止めて喉の一番奥に位置を固定すると、膨れ上がったオチンチンから一気に熱い液体がぶちまけられます。

「ん゛ん゛ん゛ん゛~~~~~~っっっ!!? ……ぐっ、あふっ……こふっ……」

 いきなりの喉奥への強烈な衝撃に危うく咳き込みかけながら、激しい奔流をあるがまま全部受け止めようと、わたしは身体の力を抜いて旦那様が精液を出し切るまでそのまますべてを受け入れました。口の中いっぱいに溢れかえる精液に窒息しそうにもなりましたが、そこは頑張って耐え抜いて。射精がちゃんと終わったのを確かめてから、ゆっくりと大量の精液を飲み干していきます。

「……んっ、んっ、んっ……。ふぁ……ふぁぁん……ごきゅっ、ごきゅっ、ごくん……っっ♪」

 ――嗚呼、やっぱりとても苦いですね。
 毎日食後に別々の使用人の方の精液を飲んでいますが、ヨーグルトに混ぜているというのもあるのでしょうけれど、旦那様の精液が一番濃くて一番苦いのは間違いないところでした。……だから、旦那様の精液を一番美味しく感じるのも、癖になってしまうのも、毎日でも飲みたいと感じてしまうのも仕方のないことなのです。だって、かほさんも入須さんもそれをあたりまえのように感じているはずですから、わたしも同じようになってもなんの問題もないわけですから。
 そう――無意識のうちに――自分に言い聞かせて行為を正当化したわたしは、ドロドロに濃く固まった白濁液ザーメンの喉ごしをじっくり堪能しながら、元気な精子の詰まった子種汁を子宮ではなく胃の中に送り込んでいきました。熱い体液が消化器官を通り抜けていく感触に、下半身――主に子宮とオマンコです――を妖しく蕩かしてしまいながら。
 やがて精液をすべて飲み干し口の中を空にしたところで、わたしの口から自然と甘い吐息がこぼれ落ちてしまいます。同時に甘美な痺れのようなものが全身を走り抜け、ブルリと震える下半身からイヤらしいおつゆが床に滴り落ちるのを感じました。
 そんな風にしっかり発情しきっているわたしの髪を――先程までとはうってかわって――優しく撫で回してから、旦那様はオチンチンをわたしの口から――きゅぽん、と音を立てて――引き抜いてしまいます。
 わたしの涎でてらてらと濡れ光っている肉棒は、射精直後なのに相変わらず大きなままでした。その頼もしい姿を目の前にちらつかされて、思わずゴクリと唾を飲み込んでしまうわたしに向けて、旦那様は優しい口調で尋ねかけてきます。

「さーて、次に儂になにかして欲しいことがあるのなら、ちゃんと口に出して言ってくれるかなぁ? もしもえるちゃんがなにも言ってくれないのなら、今日の調教はこれで終わりになっちゃうからねぇ。よく考えて、素早く行動に移すんだよ。――さあ、どうするんだい、えるちゃん?」
「…………えっと、……わたしは、…………」

 その優しい問いかけに答えられず、わたしはなぜか口ごもってしまいました。……なぜ、でしょうか?
 せっかく旦那様の方から聞いてくれたのです。今度は下の口にオチンチンを挿れて欲しいと、生セックスがしたいと、熱々の精液をたっぷりと下の口に、オマンコに、なによりも子宮に注ぎ込んで欲しいと。日中にメイド長さんの調教を受けてからずっと、そうして欲しかったのだと。そう言ってしまえばいいだけなのに、わたしはどうして黙ったままなのでしょうか。

「…………はぁ……」

 あの時、メイド長さんの前ではあんなにもはしたなくオチンチンをおねだりしてしまったというのに、今この瞬間、旦那様に対してはどうしてかおねだりするのをためらってしまうのです。
 それがどうしてなのか――考えようとした瞬間、頭の片隅に誰か好きな人の面影が不意に浮かび上がりました。そこでわたしは目を閉じ、その彼にすがろうとするように心の中で名前を呼びかけ続けます。

(折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん……っ!?)

 その最中、何度目か何十度目かの呼びかけを行った瞬間、ずん――っ! と衝撃とともにオマンコに太くて硬いモノがぶち込まれるのを感じました。その一撃だけで、わたしはあっさりとイカされてしまいます。

「あ゛、あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛っ~~~~~~っっっっ!!!!」
「そういえば、今思い出したんだけどねぇ。朝にえるちゃんも準備万端で一戦交えようとしたのに、儂の時間がなくて今晩にお預けってことにしてただろう? つまり、今からのセックスは朝の分の続きってことになるから、おねだりなしでもハメまくれるってことだよぉ。だから、えるちゃんも安心して愉しんでいいからねぇ♪」

 くつくつと、実に愉しそうに笑いながら旦那様は、わたしに挿入した大きなオチンチンを容赦なくオマンコの奥に叩き込んできました。ずん、ずん、ずんと勢いよく突き込まれる――ずっと待ち焦がれていた――オチンチンの硬さ太さ逞しさに、わたしはただ頭の中を(ああ、そうです。これです。これが欲しかったんです――っ♪)と、歓喜一色に染め上げることしかできません。
 メイド長さんの双頭ディルドーで欲しがりにされたびしょ濡れオマンコを、ディルドーよりも太くて硬い最高のオチンチンで何度も抉られるのは最高でした。最高に気持ちよすぎて、開いた口から何度も何度もはしたない声が飛び出すのを止められません。いいえ、止める気にもなれないというのが真実でしょう。
 ――だって、それくらい旦那様との生セックスが気持ちよすぎるのですから。

「ああっ、いいです。そんな奥までガンガン突きまくられたら、いくらでも感じてしまいます。旦那様のオチンチン、スゴすぎです――っ♪」
「ああ、えるちゃんのオマンコもスゴすぎだねぇ。膣内なかがめちゃくちゃうねりまくって、オチンポにヒダヒダが絡みまくってるよぉ。今日は挿入はずっとお預けしてたからって、この食いつきぶりは本当にドスケベマンコそのものだよ。これはちゃんと訊いておかないといけないかな。――えるちゃんてば、ホントはもうセックスが大好きになっちゃってるんだよねぇ?」
「はい――そうです♪ 旦那様の言うとおりです――っ! わたしは、千反田えるは本当はもうセックス大好きな、オチンチン大好きなドスケベマンコなんです――っっ!! オマンコ突きまくられるの、とっても気持ちよすぎて、ずっとオチンチンで突いて欲しくなってしまう変態になってしまいましたぁ♪」

 オマンコから絶え間なく伝わってくる極上の快楽には逆らえずに、わたしは気づけば痴女丸出しの変態台詞を吐き出してしまっていました。
 とても家族や古典部の皆さんには聞かせられない言葉でしたが、それでもそれがわたしの本音なのは間違いないところです。処女を失う前のわたしなら絶対にそんなことを思いはしないでしょうけれど、旦那様の立派なオチンチンで初めてを奪われてからずっと、セックス漬けの日々を何日も続けられた結果としては、当たり前だと言うしかないでしょう。きっと、かほさんや入須さんなら賛同してくれるはずです。ええ、絶対に。
 ……だって、オンナなら誰だって、旦那様のオチンチンに逆らえなくなるに決まっているのですから。一度でもソレを味わってしまったら、病みつきになるのは当然のことです。そう、まるで蟻地獄みたいにどっぷりとハマってしまいます。かほさんも入須さんもビデオに映っていた他の皆さんも、きっとそうだったのでしょう。
 その正しさを示すように、地下室中にパンパン、パンパンと水混じりのイヤらしい音が響き渡っています。私のこのイヤらしい身体が、旦那様のオチンチンに負けてしまった証拠として。

「ああ、えるちゃんもとうとう認めちゃったねぇ。自分もただのドスケベマンコなんだって。それでいいんだよぉ、女の子は素直が一番だからねぇ。だからねぇ、ついでにおじさんと約束しようじゃないか。次からはもしチンポが欲しくなった時には、ちゃんと自分からおねだりするんだってことをねぇ。そうじゃないと――えるちゃんも解るだろう?」
「嗚呼――ごめんなさい、ごめんなさい旦那様ぁ。本当は欲しくて欲しくてたまらなかったのに、自分からおねだりできなくてごめんなさい。今度はちゃんとわたしから、オチンチンハメてくださいって言いますからぁ♪ だから、意地悪しないでください。オチンチン抜かないで、セックスやめないでぇ――っ♪」

 意地悪く責め立ててくる旦那様に、理性も恥も外聞ももうとっくにかなぐり捨ててしまったわたしは、言われるがままに服従の言葉を口にしてしまいます。そしてわたしのできあがってしまった淫蕩な身体は、ただそれだけのことでさらに熱く燃え上がってしまうのでした。
 じゅぶじゅぶと水音を立てている発情オマンコからは、咥え込んだオチンチンが膣襞を擦りあげるたびに瑞々しい快感が伝わってきます。そこに膣奥――子宮口をぐりぐりとこじ開けてくる亀頭の硬さに脳が酔わされて、ペニスが引き抜かれる際に膣口の辺りを発達したカリ首が引っかけ、削っていく快美な感触が、わたしの性感をどこまでも追い詰めていくのでした。

「いい返事だねぇ、えるちゃんや。そこまで明け透けに言えるってことはセックスが、オチンポが好きになったってことかなぁ?」
「はい……大好きになっちゃいましたぁ♪ オチンチンも、セックスも大好きです♪ だって、わたし、こんなに気持ちがいいこと、初めてなんですからぁ――っ♪」

 悶えるように快感を叫びながら、わたしは――無意識のうちに――繋がっている腰を振りたくります。もちろん、天井から吊されたままの身体は思うようには動けず、軋んだロープが生身の肌を締めつけてくることにしかなりませんでした。が、図らずもそのことがわたしの身体に新しい刺激かいかんを与えてくれたのです。
 と、たまらずわたしの口から漏れた甘い吐息を聞きつけたのでしょう。ピストンを緩めないまま、旦那様が手元のロープを軽く引っ張りました。途端、天井へ引き上げられたロープで、おっぱいとクリトリスが一気に締め上げられてしまいます。

「あぁぁぁぁ~~~~~っっっ!!!」

 頭の中で、火花が激しく散りました。あっけなくイカされてしまったのでしょう。旦那様の調教で、どうやら痛みも簡単に快感に変わってしまうように躾けられてしまったみたいです。
 当然そのことに気づいた旦那様はロープを揺らし続けながら、もう片方の手でわたしのお尻を叩き始めました。抽送ピストンの激しさを緩めないまま、何度も何度も。

「あっ、あっ、あっ、ダメ、これダメです。痛いの、気持ちいいの、どうして? わからないんです、教えてください、旦那様。おっぱいもクリトリスも、痛いのに、とっても気持ちいいんです♪ どうして、なんですか。おしえて、ください――っ♪」
「それはねぇ、えるちゃんがマゾの変態さんだからだよ。だから、痛いのが快感になってしまうんだねぇ。でも、それでなんの問題もないから安心するといいよぉ。えるちゃんはもう儂の性奴隷オンナになったってことは、儂にさえ嫌われなけりゃいいんだからさ。ね、そうだろう?」

 お尻を叩いていた旦那様の手が、今度はおっぱいに伸びて乳首を弄り始めます。太い指でコリコリと抓まれる乳首と、太い縄で荒々しく擦りあげられるクリトリスと、太いオチンチンで思いきり突き上げられるオマンコと。三カ所からの刺激がもたらす極上の快感は、旦那様の言葉よりも明らかな証拠でした。
 わたしが――千反田えるがどうしようもないマゾでドスケベな変態だということの。
 その事実を認めた瞬間、わたしの全身をこれまで以上の快感が走り抜けてしまいます。

「~~~~~~っっ!! ……あは、これ、スゴいです。ホントに、痛いの、気持ちいいです。乳首もクリトリスも、とっても気持ちいいのぉ♪ わたしがマゾの変態って、教えてくれて、ありがとうございますぅ、旦那様ぁ♪ お礼に、旦那様と、いっぱいセックスしますねぇ♪ だからぁ、わたしのこと、嫌わないで、くれますかぁ。おねがい、します――ぅぅぅ」
「ああ、もちろんだよぉ。えるちゃんが儂の言うことを聞いてセックス狂いになってくれるなら、絶対に嫌ってあげないし離してもやらないともさ。だから安心して、イキまくるといいよぉ。ほぅらほぅらほぅら」

 そこからは、もう、止まりませんでした。ただひたすらに走り抜けるだけでした。快感だけを求めてイキまくり、よがりまくり、乱れまくり。全身がオマンコになったように感じまくって、旦那様のオチンチンに突かれまくる悦びに打ち震えて、はじめての緊縛セックスの悦楽に溺れまくって。

「あはあぁぁぁ――ん♪ また、イッちゃいます。イク、イク、イクぅぅ――っっ!!」
「おやおやまたイクのかい、えるちゃんは。もう十回以上はイッてるじゃないか。羨ましいねぇ。――っと、そろそろ儂もイこうかねぇ。当然膣内なか射精してあげるから、思いきり子宮で感じちゃっていいよぉ」
「あぁぁ――ありがとうございます、旦那様。ください、ください、いっぱいください。子宮に、旦那様の精液、いっぱい射精してください。お願いしま、す――――あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~~~~~~っっっっ!!!!」

 何(十)度目? かの絶頂アクメの果てに、待望の膣内射精なかだしを受けたわたしはこの日一番の絶頂感エクスタシーに満たされてしまうのでした。子宮の中がたっぷりの精液で満たされるのを感じながら。なにもかもが真っ白な光に包まれてしまうような多幸感に満たされながら。


 ――その後は、調教室でさらにもう一戦交えてからお風呂に入り。そこでも旦那様の身体を洗体奉仕してから、マットの上の騎乗位で何度もイカされまくり(最後フィニッシュは当然膣内射精なかだしでした)。それからしばしの休憩を挟むと、ベッドでは三度も子宮に精液あいを注がれてしまったのです。
 さすがに最後には息も絶え絶えになるほど疲れ果て、ベッドのに倒れ伏したまま微睡まどろみに沈んでしまうわたしでした。そうして薄れゆく意識の中、今にも消えてしまいそうな誰かの面影に手を伸ばしながら、わたしは幸福な眠りについたのです。



(……一週間ずっとセックス漬けの毎日だなんて、本当に夢のように素敵なことでした)
(できればもう一度と言わず、何度でも体験したいのですが……誰か新しい性奴隷を調教する時にわたしも加えてもらえれば、チャンスはあるでしょうか……?)
(たとえば摩耶花さんとか……いえ、それはいけません。彼女まで巻き込んでしまうのは、流石に人としての道に外れてしまいます。ですが……それ以外の方ならなにも問題はないはずですから。ああ、今すぐ旦那様がどなたか捕まえてきてくれればいいのですけど……)

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

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