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堕ちていく花(かのじょ)

Ⅵ 六花、溺れる(下)

 ――そして。最後に、やまとの場合は。



「えーと、さ。六花。……ちょっと、緊張しない?」
「うん、なんだかドキドキするね、やまとクン」
 ベッドに隣り合って座りながら、どこかぎこちない会話をしているのはやまとと六花の二人だった。
 服装は二人ともちゃんとしていて、やまとの方はオフ会の時と同じ、ワンポイントの入った白地のシャツに半ズボン姿。六花の方もカーディガンこそ脱いでいるが、ちゃんと制服を――下着も含めて――身に着けている。
 そんな二人が並んでベッドに腰掛け寄り添う姿は、まるで初体験寸前の恋人同士といった雰囲気シチュエーションだった。
 ――事実、やまとが指定してきたのが制服と下着を着てもらってのラブラブセックスだったのだから、それも当然だろう。
 ただし、そんな恋人同士(偽)の周囲ではにやにやと裸のままの三人が見守っているどころか、有井がビデオカメラを構えて二人を撮影しているのだ。むしろ状況としては、AV撮影の方が近いと言えるのかもしれない、が。

(ホントにドキドキしてるんだけど……AV撮影みたいな状況にドキドキしてるのか、それともやまとクンとの会話にドキドキしてるのか、よくわかんないや)

 微妙に意味不明な状況に彼女が苦笑していると、彼の方から肩を抱いてくるなり懐に抱き寄せられ、そっとキスされてしまう。
 いきなりというシチュは兎も角、ただ優しいだけの子供のキスに不満を覚えてしまう少女に、

「あのさ、六花。いいよな? 恋人同士、になったんだし。その、最後まで、イっても……」

 隣の青年が――まるで童貞少年な感じで――不器用にセックスを求めてきた。
 そのあざとい演技に、心ならずもトキメキを覚えてしまう六花。それがただの演技で恋人同士になった覚えなんてない、はずなのに――愛を囁かれカラダを求められた事実に、ココロが浮き立ってしまうのを止められない。
 だから。

「……うん、いいよ。私も、やまとクンと、最後までしたいから……セックスを」

 目の前の彼を含めた四人にセックス大好きビッチに変えられてしまったくせに、まるで純情少女のように――最後の言葉に擬態を隠し切れてはいないが――頬を赤らめながら、恋人(偽)の求めを受け容れるのだった。

「――ありがとう。愛してるよ、六花。……それじゃ、はじめるよ」
「うん、優しくお願いね。……私も、愛してるよやまとクン」

 二人で愛の言葉を交わしあい、そうして、初めてのセックス――の振りをしたハメ撮りセックス――が始まっていく。
 再び唇を重ねながら、やまとの手が制服の上から胸を揉みはじめる。次第に荒くなる吐息に合わせるように、ひとつひとつブラウスのボタンが外されていき――じきに黒いブラが制服の下から姿を見せてきた。
 下着ブラ越しの優しい愛撫に自然と少女の足が開き、その動きに誘われるように男の手が股間に忍び込んだ。短いスカートの奥、黒のショーツに隠された女性器は――事前にすべての淫液を洗い清めたはずなのに――、指を入れると淫らな水音が立ってしまうほどに濡れそぼってしまっている。
 それは事前のハメ撮り3連発でカラダができあがってるのに加えて、真正面から愛を囁かれ求められる舞台設定シチュエーションにココロが蕩けてしまったための、敏感すぎる反応の早さだった。

(なんか不思議……。もう一日中セックスしかしてなくて、やまとクンのチンポの気持ちよさもたっぷり知ってるのに。好きだって口に出して言われてるだけで、カラダがすっごく反応してるんだけど。なんだかもう、よくわかんないや……)

 カラダさえ気持ちよくなれば、ココロなんて必要ないと言ったのは六花自身だけど。その必要ないはずのココロを刺激されたことで、カラダがさらに気持ちよくなってしまうのには驚かされてしまう。
 問題は、このままショーツがイヤらしい汁でぐしょ濡れになってしまうと、学校で授業中ずっと――布地が肌に張りついて――悩まされる羽目になるということだ。もしそれを避けたいなら一日中ノーパンで過ごすしかなくなるが、そのどちらを選ぶべきか――究極の二択を迫られることになる。

(あ、でもノーパンがもし男子の誰かにバレたら、その時は脅されて犯されちゃったりするのかな。うわ、ヤバイじゃんそれ。そんなの愉しみすぎて、やりたくなってくるんだけど。あぁでも、精液とかでぐちょぐちょの下着を張りつけたままなのを、授業中ずっと我慢するのも悪くないよね。どうなんだろ、どっちがいいのかな……?)

 と、そんな風にあらぬ妄想に耽っていた淫乱JKがふっと我に返ると、いつの間にか――ブラウスどころかブラも脱がされ――上半身を素っ裸にされていた。
 そして唇を少女の――薄くルージュを引いた――唇からピンクの乳首に移して舐め上げながら、男の太い指はまだ幼いスリットを弄り倒している。ドロドロに溶けかかった女陰を抜き差しされる快感を味わいつつ、六花はやまとのシャツに手を掛けて脱がせにかかった。

「……私だけ裸になるの恥ずかしいじゃん。だからやまとクンも、一緒に裸になろうよ」
「メンゴメンゴ。ちょっと気持ちが先走ったみたいだね。これも六花のおっぱいがすっげー綺麗だから……ってことで許してよ♪」

 舌を出して謝るやまとのシャツを、彼の指から一旦逃れて強引に脱がせる六花。四人の中では比較的――タカトに比べれば少し負けるが――引き締まった上半身が現れるが、それには目もくれずに、女子高生は一気に半ズボンとボクサーパンツにも手を掛ける。

「うわ――ぁ。……すっごい、おっきくなってるね。やまとクンのオチンチン」

 下着を足首まで引きずり下ろしたところで、目の前でゆらゆら揺れる勃起チンポに六花の声が上擦った。そのままふらふらと上の口で咥えてしまいそうだったが、そうなる前にやまとがおっぱいを鷲掴みにしてくると、片手で愛撫しながらもう片方の手で器用にスカートを脱がしてくる。
 そうしてあっと思う間もなく、瞬く間にショーツまで脱がされてしまう彼女だった。
 上も下も服は全部脱がされて全裸になり、残っているのは右手首のシュシュとソックスだけと。気がづけば、このベッドの上でやまとに処女を奪われたときと同じ格好にされてしまっている。
 その無防備な姿をカメラの前に晒すように、二人並ぶ形でベッド脇に座らせると、偽彼氏が大人のキスをしながら胸と股間に手を伸ばして、性感帯を思い切り弄ってくる。

(うわぁ、なんなのこれ。カメラの前で、おっぱいとオマンコ弄られてるなんて、ホントAVみたいだよ……ヤバイって、めちゃくちゃ興奮するよぉ)

 うっとりと舌の侵入を受け入れながら、二カ所愛撫に気持ちよさそうなトロ顔を見せる六花。気づけばその細い指では、隣のやまとのペニスを扱いていたのだった。

「なにも言わなくても手コキしてくれるなんて、六花も興奮してるみたいだね。どう、気持ちいい?」
「うん、気持ちいいよ。おっぱいもオマンコも気持ちよすぎて、すっごく興奮してるの♪ やまとクンはどうかな? オチンチン気持ちいい? 白いの出しちゃいそう?」
「ああ、気持ちいいよ。気持ちいいけど、白いのはまだ出すわけにはいかないから――先にオレが六花をイカせてあげるね」

 初めての設定を興奮で忘れてしまい、思わずビッチの本性を出してしまう。そんな偽彼女の身体を腰から抱きかかえると、男はそのまま押し倒すようにシーツの上に横たわらせた。
 そして、そのままの流れで少女の下半身に顔を押しつけると、舌を使ってぐしょ濡れの割れ目を舐め始めてくる。

「うわー、六花のオマンコぐっちょぐちょ。めちゃくちゃ濡れてるじゃん。そんなに指チンポ気持ちよかったんだ。もっと気持ちよくしてあげるから、愉しみにしてていいよ――っ」
「あぁん、ダメだってばぁ。オマンコ舐められるの、すっごく気持ちいいよ~~~っ。舌が動いてるの、感じちゃってる。ダメぇ、気持ち、良すぎるってばぁ♪」

 発情中のオマンコの状態を論評しながら、クンニを振る舞ってくるやまとの頭にすがりつくように手を伸ばし、大きく開いた脚をビクンビクンと震えさせる六花。
 これまでのやり方だとシックスナインになりそうなものだったけど、やまとが責めるだけの状況になっているのは、初セックスのハメ撮りという設定から来ているのだろう、と。頭ではそう理解しつつも、逞しい逸物を咥えられないことに物足りなさを感じてしまう淫乱JKだった。
 そして、そんな少女の胸中は無視したまま、ヤリチン大学生の丁寧な愛撫は続けられるのだ。
 ぴちゃぴちゃと、イヤらしい水音を響かせながら、舌が縦横無尽に膣内なかを這い回っていく。引き締まったお尻を両手で執拗に撫で回されながら、時折クリトリスに甘く歯を立てられるだけでもう堪らない。さらに意表を突くタイミングでオマンコを吸われてしまうと、快感がうなぎのぼりに高まっていくのを止めることはできなかった。

「あぁぁぁん、気持ちいいのぉ。あぁ、いい、いいよぉ。やまとクンの舌、とっても気持ちいいよ♪ もっと、もっといっぱいお願い。もっと舐めまくって、いっぱい気持ちよくしてよぉ。
 あぁダメダメぇ。こんなの、イッちゃうよ。イク、イク、イク。ヤダ、もうダメぇ。オマンコ、イッちゃうよ、やまとクンの舌でイカされちゃうの。あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁんんん~~~~っっっ!!!」

 全身を震わせ、甘い声を吐き出しながら絶頂に達してしまう少女。
 目眩く快感の余韻に浸りきっていた彼女が、ふと視線を横に向けてみる。そこで、クンニされてる間もずっと、彼女の痴態を記録に収め続けていたカメラのレンズと――その向こうでニマニマとこちらを見つめている有井と――目があった。
 その視線を意識した瞬間、オーガズムを迎えたばかりの女子高生の身体に戦慄が走り抜ける。

(イッちゃったの、全部られてたんだよね。今からやまとクンのチンポハメられて、イカされまくるのもられちゃうんだ。中出しされるところも、みんなられちゃう。ヤバイよね、そんなの見られながらオナられるってことは、みんなの頭の中で犯されてるってことだもん。そんなの、みんなとセックスするのと同じじゃん。ヤバイよ、ヤバ過ぎだよ……)

 妄想に興奮した黒髪の少女の火照ったカラダは、無意識の舌舐めずりの間にも、透明な蜜を股間のメス穴から垂らしてしまっていた。
 その蜜を塗り込むようにチンポを割れ目に押しつけると、茶髪のオトコが――素股のように――スリットの上を擦らせながら、彼女に語りかけてくる。

「あー、そろそろ挿れたいなと思ってるんだけどさ、六花。このまま生でハメちゃってもオッケーかな? うっかりゴム用意するの忘れちゃったから、ホントは我慢するべきなんだけど。でも、正直ここまで来たら我慢なんてできないし、さ。できればこのままハメたいんだけど……どうかな?」

 少し自信なさげなその懇願に、六花は危うく吹き出してしまうところだった。
 なにせ彼女にとっては、セックス=生ハメという図式が完成してしまっていたのだから、ゴムなしだなんて当然のことを今さら確認される理由がなく。それはやまとにとっても同じなのは、母親との電話の一件で証明されているのだから。
 なのにわざわざそれを口に出してきたのは、要するに恋人同士のはじめてという設定から来る小芝居ということだ。頼んでくるやまとの口元がわずかに綻んでいるのも、それを仄めかしているように思えた。
 だから、その言葉のほとんどが嘘だと解っていたけれど――
 本来我慢すべきところなのに、我慢できずに生セックスを求められているという状況に、六花のカラダココロはどうしようもなく疼いてしまう。オンナとしての誇りプライドをくすぐられることに、全身が歓喜の声を上げてしまっているのだ。
 だから、六花はすっかり発情しきったメスの顔をカメラの前に晒したまま、誘うように脚を広げて――無防備な秘所を有井視聴者にも見せつけると――淫らな笑みを浮かべてみせる。

「――うん、いいよ。私も正直我慢できないし、今すぐやまとクンが欲しいってオマンコがきゅんきゅん鳴いちゃってるから。だから生でいいよ。ううん、生がいいかな。だって――はじめてだもん。ありのままのやまとクン、感じさせてほしいもの。だから、お願いやまとクン。今すぐ、あなたのオチンチン、私のオマンコにハメてください。私のはじめて、奪ってちょうだい♡」
「ああもう――六花ってば、そんなの卑怯だって。そんな風におねだりされたら、ホントに我慢できなくなるってーの」

 偽彼女のそんなイヤらしいおねだりに、挿入寸前のペニスをビクビク震わせると偽彼氏は、

「いいよ、六花。ありのままのオレを感じさせてあげる代わりに、生の六花をたっぷり味わせてもらうから。そろそろ、六花のはじめていただいちゃうね――っ」

 撮影中の有井に向けて――合図のように――にんまりと唇を吊り上げて。それから、一旦引いた腰を一気に前に突き出してきた。
 狙いを定めて突き出された陰茎を、しっとり潤いきっていた蜜壺があっさりと呑み込んでしまう。一気に膣奥まで貫かれてしまい、首を仰け反らせながら歓喜の呻き声を上げてしまう六花だった。
 そんな少女にのし掛かるように覆い被さると、ユーチューバーはおっぱいを掬いあげるように揉みほぐしながら、心底気持ちよさそうに腰を振り動かし続ける。その度に結合部に走る甘美な痺れがたまらなくて、だらしなく表情を蕩けさせながら、腰の動きをオトコに合わせてしまう六花。

「あぁ――いいな。六花のオマンコ濡れまくってて、めっちゃくちゃ気持ちいーよ。チンポにすっごい絡みついてくるのがたまんないね。愛してるよ、六花。愛してる、愛してるから。だから一緒に、思いっきり気持ちよくなろうよ」

 童貞とは思えない――ヤリチンだからあたりまえだが――巧みな腰の動きに官能を高められ、気持ちよく喘ぎ声を吐き出すのに夢中になっていた偽彼女に、女性器の快感を訴えながら偽彼氏が愛を囁いてくる。
 その甘い声が耳に届いた瞬間、六花の身体の中を官能的な疼きが走り抜けていった。

「……うん、うん、そーしよぉ。やまとクンと一緒なら、どこまでも気持ちよくなれるもの。だって、私もやまとクンがだーいすきだから。好き好き大好き、ちょー愛してるよ♡ 顔が好き、声が好き、身体が好き、キスが好き、チンポが好き、セックス大好き、みーんな愛してるから。だからいっぱいセックスして、いっぱい気持ちよくなろうね♡」

 ――やまととのハメ撮りセックスを始める前から、カラダはとっくに堕ちきってしまっていたけれど。まさかココロまで、こんな風に簡単に堕とされてしまうなんて思わなかった。
 カラダだけで充分と思ってしまったのに。カラダだけでどこまでも気持ちよくなれるから、そう思っていたのだけど。ただ『愛してる』と言われるだけで、求められるだけでココロが満たされてしまい、それだけでカラダまで気持ちよくなってしまうなんて。自分のことなのに、六花はそんなことさえ知らなかったのだ。
 だから、六花はやまとの求愛ことばに応え、自分からも愛を囁く。愛を語る。愛を紡ぐ。
 そうすれば――たとえそれが本物の気持ちでなくても――、これまでよりももっと素晴らしい悦楽が得られるのだと、知ってしまったのだから。

「ううんんっ……んむぅ……ん……んんん……むふぅ……うぅんっ……」

 その姿勢は、それ以上の言葉を打ち消すように、やまとに口で口を塞がキスをされても変わらない。
 言葉の代わりに舌を動かして、彼の舌に熱烈に絡みつかせることで愛を伝える。やまともその情熱に応えて舌を蠢かすことで、恋人同士のキスからまるで飢えた獣のように、互いを貪り尽くす性獣同士のキスへと深化していた。
 そうして夢中で舌を絡め合っていると、歯の隙間から唾液を大量に流し込まれる。粘りを帯びたドロドロの液体を、愛おしそうにすべて飲み干してしまう六花。お返しに自分からも唾液を送りたかったが、上から抑え込まれてる状態では物理的に無理なので、諦めるしかなかった。
 だから、その代わりに長い脚をやまとの腰に絡みつけ、もっと深くまでペニスが入り込めるようにすると。やまとの動きピストンに合わせて腰を振り、きつく彼の身体を抱き寄せて肌の密着度を高め、絡み合う舌を懸命に動かし続ける。そうすることで、少しでもお互いの快感を高められるように、と。
 そんな獣の交わりを、ベッド脇から――股間のモノをギンギンに勃起させた有井に――ビデオで撮られ続けているのだけど。身体を絡め合うことに夢中になっている今の二人は、そんな部外者の姿を気に留める様子はかけらもなく、ただケダモノじみた欲望をお互いの身体へぶつけることだけを考えているのだった。
 そして――

「あぁっ、いいの。それ、すっごいいいよ♡ おっきくて硬いのでグリグリされるの、たまんないのぉ♡ めちゃくちゃ、感じちゃうよぉ♡」
「すっげーな。オマンコちょーうねってチンポ吸い込まれそうなんだけど。六花は奥が弱いみたいだから、もっといっぱいグリグリしてあげるね。こっちもめちゃくちゃ気持ちよくて、チンポたまんないんだけど。六花のオマンコ、サイコーだわマジで。六花と恋人になれてホントよかったよ。こんなサイコーのセックスできるんだからさ」
「私も、やまとクンの彼女になれて、こんなステキなオチンポとセックスできて、ホントにサイコーだよ♡ とっても気持ちいいこと教えてくれて、ありがとね♡ あっ、やだぁ。そこ弱いのぉ♡ 突きまくられたら、何度でもイカされちゃうよぉ♡ らめ、らってばぁ♡」

 どこかのクラスメイトには絶対に見せられないような、とんでもなく蕩けきった表情を晒してド派手に乱れまくりながらも、六花はさらなる快楽の高みを求めて極太ペニスを膣内なかへと貪欲に咥え込む。
 一方で、こちらは時折円や「の」の字を描いたりしながら、犯している少女を天国へ連れて行くために――もちろん、自身の情欲を満たすためにも――と、蜜壺に陰茎を叩き込んでいるやまとの腰も絶えず動き続けていた。
 二人の激しい交わりによって、部屋中に肉と肉がぶつかり合う音と湿った水音とが卑猥に鳴り響く。それは六花の口からこぼれ出る大きなよがり声とともに、彼女たちのいるこの一室を、淫靡な空間へと塗り替えてしまっていた。
 自由になったやまとの口が、六花の白い顔や首筋、鎖骨の辺りを好き放題に蹂躙している。
 そして気がつけば、双丘を揉みほぐしていた男の手と広い背中を抱きしめていた少女の手がいつの間にか重なり合い、恋人繋ぎの形に絡み合ってしまっていた。
 そんな風に深く深く繋がり合っている姿を見れば、十人中十人が愛し合う恋人同士のセックスだと思うことだろう。
 そして、その見解を証明するように――

「やまとクン、やまとクン、やまとクン大好きだよ♡ あぁ、とっても気持ちいいの。サイコーだよ♡ だからお願い、もっと愛して♡ もっと激しくオマンコ突きまくってぇ♡」
「オレも愛してるよ、六花。好きだ、好きだ、大好きだって何度でも言ってやるから、いくらでも気持ちよくなりなよ。そうやって感じまくってたら、オマンコだって締まりまくって、オレのチンポも気持ちよくしてくれるだろ――っ!?」
「あぁ、スゴいよ♡ こんなの、はじめてだよぉ♡ 気持ちいい、気持ちいいよ♡ こんなのもうだめ、もうイッちゃうからぁ♡ お願い、やまとクン。一緒にイッてよ。一緒にイッてくれたら、中に出してもイイからぁ♡ らから、おねがぁい♡ 一緒にイこう♡ あぁん、あぁぁんん♡」
「いいよ、六花。一緒にイこうか。せっかくのはじめて、気持ちよく中にたっぷり出して終わりたいもんな。遠慮なく、一番奥までオレのミルクぶっかけてあげるから、最高のアクメ極めさせてあげるよ。ほらっ、ほらっ、ほらっ。もうすぐ、あとちょっと。これで――終わり。イケっ、イクっ、イケっ――イクよぉぉぉぉぉ――――っっっ!!!」
「うん、うんっ。一緒にイこうね、やまとクン♡ あはっ、膣内なかにいっぱいやまとクンのミルクぶっかけてくれるんだ♡ ちょー嬉しいよぉ♡ 絶対、最高のアクメ極めちゃうからぁ♡ あ゛、あ゛、あ゛、あ゛♡ もうらめ、イッちゃう、イッちゃうからぁ♡ いっぱい射精して、射精して、射精してぇ♡ あはぁぁん、あ、あ、あ、あぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁ~~~~~~っっっっ!!!!」

 絶え間なく紡がれる律動に、快感のリズムを合わせて。約束通りに同時に限界アクメに達して。激流のような白濁液の噴射を一番奥に浴びせられながら、六花はこれまでで一番の絶頂を迎えるのだった。
 完璧に放心したように、だらしないトロ顔を晒したまま――時折、腰をビクンビクンと震わせながら――シーツに横たわる偽彼女に、最後の一滴までラブミルクを注ぎ切ろうと、深く押しつけてきた腰を何度も震わせてくる偽彼氏。
 その間でも、あたりまえのようにふたりの手はしっかりと繋がれたままだった。

(あ~~~~、なんだろこれ。ヤバ過ぎなんですけど。ラブラブセックス、ちょー気持ちよすぎだよ。本当に、天国に連れて行かれちゃった……)

 悦楽の頂に昇りつめたまま、まだ地上に戻って来られない状態の六花の身体オマンコから、肉棒がゆっくりと引き抜かれる。そうして亀頭が膣口を通り抜けた瞬間、きゅぽんっという間の抜けた音がしたかと思うと、栓を抜かれたミルク樽のように白い粘液の塊がだらだらとこぼれ落ちていった。

「はじめてのセックス、ちょー気持ちよかったよ六花。ホント、六花と突き合えてサイッコーだわ。愛してるよ、六花♪ ……で、さ。六花がよかったらもう一発ヤってみない? まだチンポギンギンに勃っちゃってるし、正直収まりつかないんだよねオレ。時間も充分にあるしさ、六花だってもっと気持ちよくなりたいでしょ?」

 しどけなく横たわる少女の枕元に立ち、勃起したままの逸物を見せつけながら男が二回戦を誘いかけてくる。
 その声にぼんやりと顔を上げた彼女は、自分をオンナにしてくれた頼もしいペニスをうっとりと見上げながら、

「……わたしもはじめてのセックス、すっご~く気持ちよかったよ♡ やまとクンのチンポもだーいすきになっちゃった♡ 好き好き大好きちょー愛してるよ♡ そんなやまとクンとのセックスなんだから、もちろん答えはイエスだよ♡ 時間ぎりぎり、限界が来るまで愛し合いたいな♡ いいでしょ?」
「オッケー、第二ラウンド追加決定、と。ホント、オレたち息ぴったりだよな。これも愛のおかげってやつかな。……そいじゃあ、っと。さっきはオレの方から挿れたワケだから、今度は六花の方から挿れてもらおっかな。ほら、オレはベッドに寝てるから、六花が自分から跨ってくれればいいからさ」

 そんなことを言いながら、やまとはベッドに横たわる六花の、すぐ横に寝そべってしまう。
 仕方ないな、と苦笑いを浮かべてしまいながら立ち上がる六花だったが、心はとても浮き立っていた。
 これまではずっと挿れてもらうばかりだったけど、今度は自分から挿れるコトができるのだと思うとすごくドキドキする。その興奮を証明するように、股間から――二人のモノが混じった――白い淫液をこぼしながら立ち上がると、偽彼女は偽彼氏の上に跨って元気なペニスを手に取り、割れ目の上に何度か擦らせた。

「んっ……あ、これ、感じちゃう♪」

 何度も少女を快楽の極みに運んでくれた逞しさを――まずはカラダの外側で――愉しんでから、おもむろにオマンコの中に咥え込もうとしたところで――ふと、その動きが止まる。
 それは、さっきまで完全にその存在を忘れてしまっていた有井が、いつの間にかすぐ側までにじり寄ってきているのに気づいたからだ。
 おそらくは、恋人同士(偽)の結合の瞬間をビデオに撮るつもりなのだろう。股間をおっ勃てながらビデオを構えるその姿に、六花は淫蕩な笑みをその可憐な唇に刻むと。やまとのペニスから一度指を離すなり、その指で自らの秘所をくぱぁっと――カメラの向こうの誰かにもよく見えるように――広げてみせた。
 それから、そのままゆっくりと腰を下ろして、いきり立った男根を易々と咥え込む。

「ああ~~~~っ♡ やまとクンの、すっごい、かったいよぉ♡ 深いところまで、ずぶずぶって、入り込んできちゃってる♡ こんなの、サイコー過ぎるってばぁぁぁ♡」

 思いがけず簡単に奥まで入り込んでしまった巨根で、膣内なかをいっぱいに押し広げられたことに切ない涕泣を振りまき、派手に悶えてしまう六花。もちろん、その浅ましい姿を撮られてしまっていることを、どうしようもなく意識してしまいながら。

(……ホント、ヤバイって。後背位が一番感じちゃうかなーって思ってたけど、騎乗位もめちゃくちゃ気持ちいいんですけど。男の人に翻弄されるのが一番たまんないけど、たまにはこうやって自分で制御できるのも悪くないって思わされちゃうよ♪ 新しい愉しみをどんどん覚えさせられちゃうの、マジヤバ過ぎだよぉ。もっと知りたい、もっともっと知りたいって思わされちゃうんだからぁ)

 挿入で高まった官能の波が落ち着くのを待ってから、ゆっくりと動き始めてみる。最初は上下に。慣れ始めてからは円運動も付け加えて。そうやって腰を動かすたびに、オマンコから痺れるような疼きが響いてくるのだ。情欲に溺れきった今の六花には、それはこの上もないご馳走だった。
 なによりも、真下からカラダを強く突き上げてくる刺激が心地良い。体を持ち上げるたびに、膣襞を逆向きに擦られるのがこそばゆく。そして一気に腰を引き下ろし、根元まで肉槍を咥え込むことで花芯を貫く肉槍の破壊力が高まり、とめどない快感に彼女を酔いしれさせるのだった。

「そうそう、そうやって腰を動かしてみてよ。いいね、こっちが教えなくても、上下だけじゃなくて円運動までやっちゃえるなんて、さっすが六花。ドスケベなのが自慢の、オレの彼女オンナだよ」
「だって、やまとクンのチンポがヤバ過ぎるからぁ、勝手にカラダが動いちゃうの♡ 気持ちいい動き方見つけたら、すぐに覚えちゃうみたい♡ やまとクンが満足してくれるなら、私、いくらでもエッチになれちゃうみたいだよ♡ だって、私、やまとクンの彼女オンナだもんね♡ 好き、あぁ好きぃ、やまとクン大好きだよ♡」

 悩ましい淫声とともに、ヤリチンユーチューバの体の上で淫乱JKが腰を振り続けている。
 長く艶やかな黒髪を振り乱し、形よく整った乳房を小さく揺らし、むっちりとした――肉付きの良い安産型の――巨尻をぷるぷると震わせながら。
 そんな風に激しいオトナのダンスが繰り広げられる中、いつの間にか二人の指が再び、しっかりと絡み合っていた。指と指を一本ずつ離れないように絡ませ、ぴったりと間接を重ね合わせる。隙間のないように、ふたつのカラダをひとつに繋げてしまおうとするみたいに。

(もういいよぉ。このままオマンコごと溶けちゃって、ドロドロになりたいの。やまとクンのチンポと、ひとつになりたいよぉ♡)

 ドロドロに溶けきったオマンコでチンポを咥え込み、膣粘膜から伝わる快感に溺れきった六花は、ふとそんなことまで思ってしまう。それくらい恋人セックスに、やまとチンポにハマってしまっている彼女だったが、やまとの方はどこまで六花のカラダにハマっているのか。
 全身が、特に下半身が灼けるように熱い。
 その熱に浮かされ少女は全身を真っ赤にしているのに、その下で優雅に寝そべっている男は気持ちよさそうにはしているけれど、そこまで夢中になってる様子は見えない――どころか、むしろ余裕そうだ。
 それが悔しくて、六花はできるだけ膣内なかのペニスを追い詰めようと、意識して膣の締めつけを強めたり腰の回転を早めてみた。

「――どう、かな? やまとクン、気持ちいい? 私のオマンコで感じてくれてる?」
「もちろん、めちゃくちゃ気持ちいいって。六花のオマンコ締めつけもサイコーだし、吸い付きも超サイコーだもん。感じすぎてヤバイってくらいだよ。正直、チンポたまんないっての。本音言えば、今すぐ奥にザーメン全部ぶちまけたいって思ってるから、そこは安心してくれてオッケーだよ六花」
「あぁ~~~~やまとクンが私のオマンコで気持ちよくなってくれてるの、とっても嬉しいよ♡ 射精したくなったら、いつでも射精していいからね♡ 全部ちゃんと受け止めてあげるからぁ――っっ♡」

 自分のカラダで気持ちよくなってると。そう言ってくれたことに悦びを感じ、思わず子宮をキュンキュンと鳴らしながら、更なる快感をペニスに送り込もうと腰を揺らす六花。
 だがその動きは同時に、彼女のカラダにも新たな快感を送り込んでしまう。

「はぁぁん♡ オマンコ、熱いよぉ♡ 火照り過ぎちゃって、どうにかなっちゃいそうだよ♡ チンポ、チンポ、チンポいいのぉ♡ 硬くて、熱くて、ぶっといのがたまんないよ♡」
「こっちもハメたチンポから、オマンコ熱くなってるのよく解るよ。六花がこんなに感じまくってくれるのも、みーんなオレのことが好きだからでいいのかな? それとも、もしかして誰のチンポでもよかったりするのかな?」
「やぁらぁ♡ なんでそんなこと言っちゃうの、やまとくぅん♡ そんなの、やまとクンが大好きだからに決まってるでしょ♡ ……あぁぁぁぁんん――っ!」
「もちろん恋人なんだから、六花を信じたいのは山々なんだけどさ。六花の乱れ方見てたら、ホントかなぁって思っちゃうんだよね。オレのチンポじゃなくても、同じくらい感じちゃうんじゃないかってね。じゃ、訊くけど。オレとチンポ、どっちが好き?」

 六花の言葉の途中で、やまとがいきなり下から突き上げてくる。突然の衝撃に仰け反って悶えながらも、彼女はなんとか口を開いて――

「そんなの、やまとクンに、決まって――あ、だめ、だめぇ。深いの、たまんないよぉ♡ チンポいいの♡ チンポ、すごい♡ あぁぁぁ、気持ちよすぎるよぉぉぉ――っ♡」
「で、オレとチンポどっちがいいの?」
「チンポ、チンポがいいの♡ チンポ大好きなの♡ やまとクン、ごめ、ゴメンね。私、やまとクン、好きだけど、でも、チンポ、の方が、もっと、好きみ、たい――っ♡ でも、やまとクンの、チンポ、が一番好、きだから、おねがい、それだけ、信じて――あぁぁぁぁぁ~~~~~っっっ!!! チンポ、イッちゃうよぉぉぉ~~~~っっっっ!!!!」

 子宮口をずんずんと突き上げてくるチンポに負けて、自分が愛情よりも快楽を選ぶビッチであることを白状してしまうと、六花は耐え切れずに激しいアクメを迎えてしまうのだった。

「あ~あ、六花はチンポ大好きなビッチだったか。やっぱりね。でも、安心していいよ。そんな六花だからオレも好きになったワケで、な~んにも問題ないから。オレも六花一筋ってワケじゃないから、おあいこみたいなもんだしね。ま、だから六花がちゃんと白状してくれた御褒美に、たっぷり気持ちよくさせてあげるよ。――六花が一番好きなオレのチンポで、ね」

 イキまくった末に脱力し、もたれかかってきた女子高生の体を起き上がった上半身で支えると、にやりと笑みを漏らすやまと。それから六花の体を両腕で優しく抱きかかえるなり、騎乗位から対面座位へと体位を変えた上で、再び蜜壺を突きまくりに掛かる。

「ほら、ほら、大好きなチンポに突かれまくって、オマンコ感じるだろ?」
「んん~~~っ♡ あぁ、やまとクンのぶっといチンポでゴリゴリって擦られて、オマンコ感じまくってるよぉ♡ 切なくて、たまんないの♡ 好き好きぃ、チンポ大好きぃ♡ もう止まんないよぉ、やまとクンとのセックスサイコーだよぉ♡ すっごい、幸せぇぇぇ♡」

 男の太股の上で桃尻を振り乱しながら、少女は切ない声を張り上げ顔を涙や涎でくしゃくしゃにしていた。そんな偽彼女の揺れる胸の谷間に偽彼氏が顔を埋め、分厚い舌が柔肌の上を這い回り唾液のラインを描いていく。
 同時に、背中を滑り降りた両手がむっちりとしたお尻を鷲掴みにして、乱暴に揉み回していく感触がどうにもたまらない。

(ああ、乱暴にお尻掴まれてるの感じちゃうの♡ 硬いので奥をガンガン突かれまくるの、ホントたまんないよぉ♡ もっともっとって、欲しがりになっちゃうってばぁ♡)

 ガツンガツンと、逞しい肉棒に抉られ続ける媚肉はとっくに蕩けきっていて、じんじんと狂おしい痺れを訴えている。胸元をなぞっていた舌はいつの間にか乳首に辿り着き、尖りきった突起を好き放題に弄んでいた。さらに尻肉を撫でさする両手が時に優しく、時に乱暴に柔肌を愛撫してくるのだ。
 チンポに全面降伏してしまっている今の六花に、感じまくるのを止めることができるわけもなく。まるで揺り籠に揺られる赤子のように、男の体に乗せられて串刺しにされたまま、上下に揺れ動く少女。
 こうして、六花とやまとの偽装ラブラブハメ撮りセックス第2ラウンドは、攻守の流れも体位も変えながら後半戦に突入していくのだった。



 ――そして、約十分後。



「あぁもうらめ、らめだってばぁ♡ やまとクンのチンポ、セックス凄すぎらよぉ♡ もう私、おかしくなっちゃうってば。気持ち、よすぎるのぉ♡ らめ、らめ、らめぇ♡ イッちゃう、またイッちゃうよぉぉぉ――っ!」
「ははっ、なんだよまたイッちゃったわけ? これで――っと、もう五回目? かな。後半戦2ラウンド目始めてからオレはまだ一回もイッてないってのに、六花ってば正直イキ過ぎでしょ。そんなにオレのチンポって気持ちいいんだ?」
「うん、うん、うん――っ♡ やまとクンのチンポ、ちょー気持ちいいよ♡ らって、わぁしのはじめて、ぜーんぶ奪ってくれたチンポだもん♡ そんらの、好きになる、気持ちよくなるに決まってるよぉ♡ いいの、いいの、気持ちいいの♡」

 絡み合う二人の動きに合わせて、ベッドのスプリングが激しく揺れる。
 ぴったりと繋がった下半身では、やまとの突き上げる腰の動きに合わせて六花も淫らに腰を上下させていて。同じように密着した上半身では、六花が腕をやまとの首に回して抱きついているのに対して、やまとの方は――やや窮屈そうに――彼女の胸を両手でまさぐりながら首筋を軽く甘噛みしていた。
 そんな激しく情熱的なセックスに息も絶え絶えになりながら、喘ぎ声の合間に甘い吐息をこぼしてしまう六花。
 昂ぶりきったカラダは熱く燃え上がり、貯まりきった官能を吐き出す場所を探し求めている。
 その衝動に促されるように、抱きついていた男のカラダを一旦――むりやりに――引き剥がすと、六花はやまとの唇を強引に奪っていた。

「んんううん……んむむぅぅ~~っ。好き、好き、好きぃ――っ」
「んぐんぐぐ……ぷはぁ――っ。……ずいぶんと情熱的なキスしてくれちゃって。なんだよ、六花ってば。まだラブが必要ってワケ? ずいぶんとワガママ言ってくれるじゃん。――いいよ、そっちがその気ならオレも付き合ってラブラブしてあげるから、仲良くしよっか」

 一度唇が離れたところでにんまりと笑うと、今度はやまとの方から貪るようなキスをしてくる。思わぬ反撃に一瞬怯んでしまう六花だったが、すぐに気を取り直すと黙って男の舌を受け入れていた。
 唇を深く深く重ねて舌先を濃厚に絡め合い、どちらからともなく唾液の交換を行う。そんな恋人同士のディープキスをしながら、二人の腕は自然と互いの首や背中に強く絡みつき、抱きしめ合う距離を限界まで縮めていた。――互いの肌を流れる汗を擦り合わせ、溶け合わせることでひとつにさせようとするくらいに。
 そんな二人が対面座位で繋がっている下半身では、いきり立ったオトコの剛直が開ききったオンナの花弁を串刺しにして、その都度甘く切なげな声を響かせながら上下運動を繰り返し続けている。
 下腹部を中心に押し寄せてくる強烈な快感の波に、逃げ場を求める唇も同じ唇で塞がれて息さえできなくなり。次第に霞がかってくる意識の中で、何度も散った火花が六花に限界の訪れが近いことを告げていた。
 そして、彼女の体奥で蠢く肉槍の脈動のはじまりが、同じようにやまとの限界がもうすぐだと教えてくれる。

「――っと、六花。オレもそろそろイキそうなんだけど、もう一回膣内射精なかだししちゃってるから、正直今さらだしさ。このまま六花の膣内なか射精しちゃってもいいよね?」
「うん、いいよ♡ やまとクンなら何度でも大丈夫だから♡ だからお願い、やまとクンのザーメンで私のオマンコも子宮も、みーんないっぱいにしてくれる?」
「いいよ、六花の子宮もオマンコもぜーんぶ、オレのチンポミルクで満たしてあげるから♪ だから遠慮せずにいくらでもイッちゃっていいよ。オレと一緒に、仲良くね♪ ああ、いいよ、いいよ。オマンコぎゅって締まってきた。もうすぐイッちゃうから、一緒にイクよ。ほら、ほら。もう出る、出ちゃうよ。一番奥に射精してあげるから、しっかり受け止めるんだよ。イクよ、イクよ、ほら、イッちゃいな――っっ!!」

 そうしてとうとう限界を迎えたやまとのペニスが、六花の一番深いところに突き刺さったまま、愛の証ザーメン膣内なかいっぱいに注ぎ込んだ。

「あ、あ、あ、らめぇ♡ もうイク、イク、イクよぉ♡ あぁぁぁんんん――っっっ!!!
 ……あは、すっごい♡ オマンコも子宮もみんな、やまとクンのアツいのでいっぱいになっちゃってるよ♡ こんなにスゴイの膣内なかにたっぷり射精されちゃったら、絶対忘れられなくなっちゃうってば♡ 幸せすぎて、やまとクンのチンポの虜になっちゃうよぉ♡」

 愛情たっぷりに膣内射精なかだしされる多幸感に満たされながら、夢現に惑うように呟きを漏らす偽彼女に向けて。偽彼氏は優しく――顔中から髪や首筋に至るまで――唇を這わせると、あたりまえのことのように言ってくる。

「いいじゃん。オレのチンポの虜になっちゃえよ。もう六花の全部――唇もおっぱいもオマンコも子宮もみーんなオレのモノなんだから、今さら気にする必要なんてないんだし、さ。自分でオレの肉便器オンナだって認められたら、そん時はこのチンポでいつでも気持ちよくイカせてやれるしな」
「うん――それでいいよ。私、やまとクンの肉便器オンナになるから♡ だからこれからもいっぱい気持ちよくしてね♡ やまとクンのこと、チンポもそれ以外もみーんな大好きだから、ね♡」

 幸せそうに目も口元も、なにもかもトロンと弛めてしまいながら、カメラの前でやまとの肉便器オンナになる宣言をしてしまう六花。
 彼女の理性がそんな風に溶けてしまったのは、最前までのラブラブセックスの余韻のせいなのは間違いないけれど。よくよく考えてみるまでもなく、少女に対してやまとが果たして本当に愛情を持っているのかについては、甚だ怪しいと――少なくとも、六花自身だって一度ならず否定している――言えるだろう。
 だけど、そんなことはどうでもよかった。
 例えそこに本物の愛情なんて欠片もなかったとしても、セックスによる快感だけはどうしようもなく存在してくれるのだから――
 だから、宝多六花は目の前のヤリチンユーチューバー――のチンポ――に対して、いとも簡単に服従を誓ってしまうのだった。イヤらしい媚肉の悦びに導かれるままに。



 ――そろそろ夜明けが近づいて来てるくらいの時間だが、件のラブホテルの一室の中は煌々と明かりが灯され、まるで真っ昼間のような雰囲気を醸し出していた。
 二夜にわたり激戦が繰り広げられたベッドの脇では、据え付けられた三脚に設置されたビデオカメラが、ベッド上の光景を逃さず撮り続けている。五匹の淫獣がイヤらしくカラダを絡ませ合う、そのふしだらな姿を。

「あーっと、六花。もう少し体を前目に倒してくれる?」
「んっと。こんな感じ、かな?」
「そうそう、そんな感じでオッケー。これで前後の穴は無事ハマったから、後は有井っちと今井っちのチンポを口か手で処理してくれたらいいよ」

 リーダーのやまとの指示に合わせて、体勢を少し入れ替えてみる六花たち。
 そうして一応の完成系がベッドの上にできあがる――
 それはまず、シーツに横たわるやまとの上に六花が跨り、そのペニスをオマンコに受け入れて。その彼女の背後で膝立ちになったタカトが、淫乱JKのケツ穴にチンポをねじ込んでいる。そして、濃厚に絡み合ってる三人の隣で、残りの二人――有井と今井――が突き出している肉棒を六花が口や手で奉仕しようとしている、という淫靡な構図だった。
 こうして、カメラの前での五人の乱交セックス5Pの準備が完全に整ったところで、

「さて、と。それじゃ、六花。カメラに向かって挨拶よろしく♪」
「はいはーい。よろしくされちゃったから、思い切ってやっちゃうね」

 やまとの指示出しに応じて――肢体は二人と繋がったまま――、六花が笑顔でカメラに顔を向けて、口を開き挨拶をはじめる。

「みんな、初めまして。宝多六花15才、ツツジ台高校1年E組です。3サイズは上から85のDカップ、57、91の安産型だよ。実は昨日まで処女だったんだけど、Arcadiaのみんなにオチンポハメてもらって、無事バージン卒業しちゃいました❤ それで、みんなの生オチンポが気持ちよすぎて中出ししまくってもらってたら、多分画面の向こうのみんなもとっくに解ってると思うんだけど、すっかり生ハメセックス大好きなハイパービッチ黒髪JKになっちゃったの❤」

 やまとの話によれば、今撮ってる動画はパスワード付きでArcadiaの秘密ページに上げるつもりらしい。それが本当なら不特定多数に見られてしまうわけだが、六花はなんの躊躇もなく個人情報――氏名だけでなく、学校名や3サイズ、さらには最新のセックス事情まで――を、あっさりと晒してしまっていた。
 このままなら、いつ見知らぬ誰かに貞操――そんなものが残っていれば、の話ではあるが――を狙われてもおかしくないはずだけど、今の六花にそんなことを気にする理由はない。
 事実――

「それで、本当なら毎日Arcadiaのみんなと生ハメセックスして、気持ちよくイキまくりたいんだけど。他にもArcadiaみんなとヤリたいって女の子たちがいっぱいいるみたいだから、私だけやまとくんやタカトくんのチンポを独占するのも無理みたいなのよね――残念だけど」

 なにも気にした様子も見せず、彼女は前と後ろの穴を犯してもらってるチンポの持ち主の名前だけを口にしながら、それらを独占できない現実にただ心底残念だと、表情を曇らせるのみ。
 さらにその表情もすぐに打ち消すと、カメラの向こうの動画視聴者に向けて娼婦の笑みを見せつけながら、

「だから――この動画を見てるみんなにお願いがあるの。私みたいなビッチでよかったらだけど、一緒にセックスしようよ❤ もちろん生ハメが基本だし中出しも大歓迎、アナルセックスだって大丈夫なんだから安心してね❤ あ、お友達と一緒に複数でっていうのもアリだよ。同時に四人相手の5Pまでなら問題ないはずだから、よかったらみんなで気持ちよくセックスを愉しんじゃおうよ❤ ケータイ番号は090-××▲×-○□△×、LINEアドレスは¥※$#@※;$%だから、いつでも連絡してちょうだい。あ、LINEだったらついでにチンポの写メも送って欲しいな❤ 好みの形や大きさだったら、最優先で連絡しちゃうかもしれないし。ね? じゃ、そーゆーことでみんなの連絡待ってるよ。
 ――以上、生ハメセックス大好き、ハイパービッチ黒髪美少女JK宝多六花でした❤」

 プライベートアドレスまで公表して、セックス相手を募集するということさえやってみせるのだった。
 そして。呆れるほどのビッチ振りを見せつけた形の淫乱JKが、視聴者への挨拶を終えたその次に求めてくるのは、当然――

「うん、こんなもんかな。というわけで、お待たせ。それじゃ、最後にみんなで愉しもっか❤」
「オッケー、みんなで六花のこと可愛がってあげるから、いっくらでも愉しんでいいよ。あ、でも、いくら気持ちいいからってイキすぎて死んだりしないようにね」
「あはは、それは私的にもなしだから、うん、ちゃんと気をつけるね。でも、そんなこと言ってくるってことは、それくらい気持ちよくしてくれるって期待してもいいってコトだよね?
 ……んんぅぅん――っ! やぁぁぁんん❤」

 期待を込めて尋ねる六花へのやまとの返答は、下から突き上げてくる強烈な一撃だった。さらに追い打ちを掛けるように、タカトも容赦なく尻穴に極太チンポを叩きつけてくる。
 二人の息のあったコンビネーションに、たまらず甘い悲鳴を上げてしまう六花。
 二本差し自体は母親との電話中に一度体験済みだけど、それでもやはりカラダに伝わる衝撃や快感は凄まじいものがある。ましてや、その時は片方が有井だったけれど、今はやまととタカトというトップ2による二本差しだ。その分チンポの破壊力は明らかに増してしまっているだろう。

(ああでも、それってもっと気持ちよくなれるってコトだよね❤ ヤバイよ、本当に死んじゃうかも。ううん、本当に死んじゃうくらいイカせて欲しいな❤ ――みんなで)
「あのさ、六花。気持ちよくよがってるのもいいけどさ。こっちにもチンポがあるから、忘れないで奉仕してもらえるかな?」
「そーそー、オレたち四人でArcadiaだから。四人全員のチンポを平等にお世話してくれないと困っちゃうよね」
「うん、ごめんね二人とも。ちゃんと肉便器として、みんなのチンポを平等にお世話させてもらうから❤ だから私のことも、みんなでいっぱい気持ちよくしてね❤」

 さらに脇から残りの二人が奉仕を求めてくるが、六花はむしろ嬉しそうに受け応えると今井のペニスに手を伸ばし、ゆっくりと擦りはじめ。有井の陰茎には彼の立ち位置を上手く作った上で、胸に挟み込むパイズリフェラを始めるのだった。
 そして――

「チンポスッゴぉいの❤ オマンコもケツマンコも、どっちも気持ちいいよぉ❤ 二本いっぺんに突かれちゃったら、全身ゾクゾクきちゃうの❤ んぢゅる……れぇろ、んん……っ❤ おまけに口マンコも、おっぱいも犯してもらえてるの、サイッコーだよね❤」

 前と後ろの穴を間断なく男性器で抉られ続け、下半身を震わせながら口だけで今井の逸物をしゃぶりまくっている六花。それだけでも一仕事だが、彼女はさらに揺れるおっぱいを先っぽで突いてくる有井のペニスを、片手で器用に扱き続けている。
 上の口、下の口(前と後ろ)の三つのメス穴にとどまらず、胸や手も使って四人の男に奉仕を試みている少女に対して。男たちは気持ちよさそうにその奉仕を受け入れながら、女子高生の瑞々しい肢体を好き放題に貪っていた。
 彼らのその激しい動きはまさに蹂躙と呼ぶのに相応しいものだったが、少女本人が悦んでその行為を積極的に受け入れているのだから、誰が見てもそれは強姦レイプではなくただの和姦でしかない。
 事実、この五人の中で交わりを一番悦んでいるのは、間違いなく少女自身なのだから――

「ぢゅる……ちゅぷ、ちゅぱっ……ぷはぁぁっ。んん、んっ、んっ……れぇろ……うぅん❤」

 蕩けきったメス顔を晒しながら、六花は口に咥え込んだ肉棒に舌を這わせ続ける。溢れ出るカウパーの臭いと味に脳髄が溶けかけるが、それでも掌の中に捕まえた逸物を優しく扱くことを忘れはしない。
 丁寧な手つきでカリ首を擦りあげ、鈴口から溢れ出る我慢汁をまぶした指先で亀頭をゆっくり撫でさする。その度にビクビクと震えるペニスが可愛らしく、できればこのまま手コキに集中していたい六花だったが。そんな彼女の邪魔をするように、下半身のふたつの亀裂から押し寄せてくる甘い痺れに、たまらず彼女は切ない吐息をこぼしてしまっていた。

(こんなの、めちゃくちゃヤバイよ。チンポ四本に囲まれて、可愛がってもらってるなんて。興奮しすぎで、頭の中ヤバい汁出ちゃってそうだよね。ああでも、悔しいなぁ。さすがに二本で突かれちゃうと、フェラや手コキに全然集中できないや。一緒に気持ちよくなって欲しいのに、私ばっかり気持ちよくさせられちゃうのってどうなのさ。気持ちよくて頭がバカになるのはいいけど、それで肝心の奉仕が出来なくなっちゃダメだってのに。ホント、悔しいな……)

 折角四人全員で愉しませてくれているのだから、できればお返しの意味で彼らも全員気持ちよくさせてあげたいのだけど。どうしても自分のカラダの方に引っ張られてしまい、奉仕がおろそかになってしまうのが本当に申し訳ないと思ってしまう。
 それなのに――イヤらしいこのカラダは自分の快楽だけを追い求めて、咥え込んだチンポをただ貪り食ってしまうのだ。
 そして、

「あぁもう、ダメらよぉ❤ オマンコも、ケツマンコも、チンポ気持ちよすぎて、なにもできなくなっちゃうの❤ だぁら、有井クンも、今井クンも、ゴメンね。チンポ、ほったらかしに、なっちゃって。こんなんじゃ、私、みんなの肉便器、失格だよね。ホント、ゴメン、ねぇ――っ」

 勢いを増すピストン攻撃×2でついにフェラもできなくなった六花は、剛直を口から吐き出してしまうと思わず謝罪を口にしていた。
 性奴隷のそんなしおらしい態度にご主人様――今井と有井の二人――は顔を見合わせると、

「あーあ。あれだけ四人平等にって言ったのに、できないなんて肉便器? 失格だよね」
「ホント、情けない肉便器だね。ちゃんとした肉便器になってもらうためにも、ひとつおしおきをしてやらないといけないかな?」

 鏡に写したみたいにそっくりな薄嗤いを浮かべるなり、今井は六花の頭を掴んでオナホ代わりに口マンコを犯イラマチオしてきて、有井は六花の手を自分のチンポごと握りしめてそのまま――オナニーのように――前後に擦らせ始める。
 そこへさらに、仲間二人の責めの変化を見て取った残りの二人も、女子高生の二穴を犯す動きをひときわ激しいものに変えてきた。

「んんん~~~~、んんっ、んぅん……んん、んむぅ……っ!?」

 三つの淫口に加えて手まで蹂躙おかされる形になって、呻き声を上げるしかできなくなる六花。けれど、その顔に浮かぶのは苦痛ではなく悦びの表情だった。
 この二日で明らかになった事実のひとつとして、宝多六花はまぎれもなくドMの変態だというのがある。やまととの騎乗位セックスで攻めの快感も覚えはしたけれど、やはり受け身で犯される方が彼女の性に合っているようだった。
 それが、今は四人に蹂躙おかされているのだ。六花の全身が悦びに打ち震えてしまっても、そこになんの不思議もない。

(これ、ヤバイや。すごい、苦しい、よ……このままだと、死んじゃう、かも……。嗚呼――でも、メチャクチャ、気持ちいいよ❤ イヤらしい穴、全部チンポで埋められてるの、たまんないや❤ 体中が、疼いて疼いて、仕方ないの❤ この疼き、消してくれるなら、なにしてもいいから❤ みんなのチンポで、私のカラダ、めちゃくちゃにしてぇ――っ❤)

 前と後ろ、下半身のふたつの穴を塞ぐ極太チンポの動きに合わせて、少女の腰が自然と揺れてしまう。その度に結合部分から、ずちゅりずちゅりとイヤらしい水音が鳴り響くのが、淫乱女子高生の耳にも届いてきた。
 そうやって敏感な粘膜を熱く硬い肉柱で、それも三カ所を同時に擦られ続けるのは甘美な拷問にも似て、六花のカラダとココロを簡単に官能の炎で燃え上がらせてくれる。
 おかげで――全身が、火で炙られたように熱くてたまらない。
 細胞ひとつひとつが燃え上がっているみたいだ。バクンバクンと、心臓の鼓動が暴れまくっている。あまりに鼓動が激しすぎて、このまま死んでしまうんじゃないかと思うくらいだけど――死んでしまう恐怖よりも、めちゃくちゃにイキ狂ってしまえる期待の方が上回ってしまうのが、自分でも始末に負えないと思ってしまう六花だった。
 そんな風に理性が吹き飛んだまま、彼女は自分を犯してくれる四つのチンポを体中で堪能しまくると、同時にその全身を使って懸命に奉仕し尽くす。
 すると、新米性奴隷のそんな献身ぶりに応えるように、ご主人様は全員御褒美代わりのチンポを味わわせてくれるのだ。彼女のことなんてなにひとつ考えることなく、ただ己の欲望だけを満たすために、激しく腰を使いストロークを重ねることによって。

「んんぅぅん、んん~~~ん。き゛も゛ち゛、い゛い゛よ゛ぉ❤ ヒンフォ❤ ヒンフォひひよ❤ もぅ、どうなっへも、ひひかりゃ、壊してぇ❤ オマンコも、ケツマンコも、みんな、壊してひひよ❤ 壊してひひから、ヒンフォ、もっろちょうらひ❤ もっろ、ガンガン、突きみゃくっれぇ――っっ!!」

 おかげですっかり頭のネジが飛んでしまった六花は、カラダよりも先にココロが壊れてしまったような喚き声を上げてしまっていた。――もちろん、今の彼女に理性なんて残ってはいないから、それは本能の言葉ということになる。

「あーあ。六花も、すっかりチンポ狂いになっちゃって。ママが知ったら、ショックで倒れちゃうかもよ」
「いやー、でもあの状況で娘に避妊しろって言えるような親だからなぁ。案外平気な顔で見てるだけだったりして」
「なんとなくありそうでヤベーって、それ。やだよ、オレ。親子丼には興味ねーから」
「でも六花の親だから美人なのは間違いないだろうし、声も若い感じだったからオレ的にはアリかな。てか、一度くらいはやってみたいけどな、親子丼」

 だから、男たちが口々に失礼なことを言っていることさえ気づくこともなく、

「ふぁぁぁんん――っ! むむぅぅん、んっんっんっ……あ゛、あ、゛あ゛、あ゛~~~~っ」

 再び口マンコにチンポを突っ込まれたことで、言葉にならない声を上げながらひたすらよがり狂う六花。
 その整った顔も真っ白な肌も深紅に染めあげて、鼻を鳴らしながら乱暴に口を犯すペニスを口全体で可愛がる。その小さな掌は、それを包み込むさらに大きな掌と太く逞しい剛直に、ただ蹂躙されるがままで。凹凸のはっきりした早熟な肢体を激しく揺らして、メス穴を貫く二本のペニスによるピストンを――飢えた獣のように――貪り尽くしていた。
 そんな風に、四人に犯されて乱れまくる六花の姿はとても蠱惑的としか言いようがなく。動画でこの光景を見る男たちがいたら、間違いなくほぼ全員がシコりはじめるだろう、と。疑いなくそう思わせるほど、その光景は――見る者を性的な興奮へと誘う――淫靡で妖艶な雰囲気に満ちていた。
 その興奮を、犯されている六花や架空の視聴者だけでなく、犯している側のArcadiaの面々も感じているのだということが。彼らの腰の動きや言動の激しさ、媚肉を抉る陰茎の膨張の度合いや震え具合から、六花にも伝わってきていた。

(ああっ、クる、キちゃうの!? キちゃう、キちゃうよ❤ あぁ、キて、キて、キて――っ!)

 身体の芯を灼き焦がす熱の塊が、奥からせり上がってくる。目眩く絶頂の予兆に期待を膨らませながら、六花は表情をうっとりと蕩かせじっとその時を待ち構え――

「イクよ、六花! ほら、いくらでもぶっかけてあげるから――っ!」

 まず、掌の中の有井チンポが弾け飛び、噴き出したザーメンが掌や脇腹の辺りに撒き散らされる。次いで今井の手が六花の頭を鷲掴みにしたかと思うと、喉の奥までチンポを突っ込んできて、鈴口から溢れ出た精液を一気に流し込んできた。

「んむむ~~~~、んぁぁっ……、げほっ、げほっ……」

 注がれる白濁液の勢いに思わずむせ返る少女だったが、それでもすべてをしっかり受け止めると、そのまま一滴も残さずあっという間に飲み干していく。ドロドロとした粘っこい喉ごしに、子宮を熱く灼き焦がしながら。
 そして、最後に六花のふたつの急所を侵し続けていた二本の極太チンポが、同時に彼女のナカにたっぷりと熱いミルクを注ぎ込んだ。

「あぁ、やまとクン、タカトくん、有井クン、今井クン、チンポ、セックス、みんな、大好き❤ イク、イク、イっクぅぅぅ❤ あぁぁんん❤ あぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁ~~~~~~~っっっっ!!!!」

 悪魔の液体を容赦なく粘膜に叩き込まれ、腰を跳ね上げ背筋を大きく仰け反らせながら、たまらないとばかりに絶頂を迎えてしまう六花。
 結合部から背筋を伝った電流が全身を走り抜け、目の前に無数の火花が飛び散る。たっぷりと種付けしてもらった子宮が悦びに何度も打ち震え、獣のようなよがり声を吐き出してしまった口からは――精液の残滓に混じって――涎がこぼれ落ちていた。

(……あー……はは、めちゃくちゃ、イッちゃったぁ❤ ホント、スゴかったぁ……あー、ヤバい、ヤバい……あー、ダメだ。なんにもかんがえられないやー……)

 激しすぎた絶頂がもたらす心地良い疲労感に、ぐったりと脱力してしまった女子高生はそのままふらふらと、やまとの身体の上にもたれかかってしまう。射精した余韻に浸って満足そうにベッドに横たわっていた男は、胸の上に顔を埋めてきた少女の髪を適当に掻き回すと、唇の端を小さく吊り上げていた。

「あー、射精した射精した。もう十発以上も射精しちゃってるもんな。さすがに打ち止めだわ、これは」
「だよねー。新記録間違いなしってか。ま、それもこれも六花がエロ過ぎたせいだけどね」
「ホント、ホント。ここまでオレら全員が盛り上がったのも、正直はじめてじゃないかな。それより六花、大丈夫? マジで死んでないよね?」
「んー、大丈夫じゃないの。オマンコ、まだピクピクしてるし。――ほらほら六花、そろそろ準備しないと学校遅れるんじゃない?」

 やまとの胸に顔を埋めたまま、半分眠りながらぼんやりと四人の会話を聞き流していた六花に声が掛かる。それと同時に、繋がったままの秘所を下からペニスでつつかれて、反射的にビクンと腰を震わせながら顔を上げてしまうビッチJKだった。

「あー、うん、そうかも。……ありがとね、やまとクン」

 ご主人様の言葉に頷き返し、新米牝奴隷は――ふたつの穴からペニスを引き抜いて――ふらふらとベッドから立ち上がる。それから、彼女はそのまま股間から白濁液をだらだらと垂れ流したまま、まっすぐシャワールームに向かっていった。
 そこで体液まみれの身体をシャワーで綺麗に洗い流し、身支度を調える――ただし、一緒に入った男たちと色々悪戯し合ったせいで、普通よりも時間が掛かってしまったが。
 四人の愛撫で再び火照りかけた身体を、どうにかシャワーの冷水で冷まして。ベッドルームに戻ってきた六花は、いつもの朝のように制服に着替えていく。いつもと違うのは――場所を除けば――、着替えるところを男たちに見られていること、そして下着も制服も着続けで洗濯済みの新しいものではないということだった。
 さらに言えば、ショーツは精液と愛液でクロッチ部分がドロドロになっており。穿いてみると敏感なところに濡れている部分が当たって、快感を覚えてしまうほどに擦れてしまうのが悩みどころだった。
 つまりは、一日中股間を刺激された状態で過ごすのか、いっそノーパンで授業を受けるのか、という点において(最終的に六花は、ノーパンよりも刺激を感じる方を選んだわけだが)。
 そして――

「みんなとのセックス、すっごく気持ちよかったよ❤ 教えてくれて、ホントにありがとね。 それじゃ、今日はこんなところで。私とヤりたくなったら、いつでも連絡してきてよね❤」

 着替えも終わり、無事登校準備も整ったところで六花は四人のご主人様に向き直ると、最後の挨拶代わりに三十秒ほどのキスを贈ってみる。――ズボンの上から股間を揉みほぐしてみるという、オプションめいた行為をつけ加えて。

「オレらもちょー気持ちよかったから、こっちからもサンキューな。サイッコーのオフ会だったよ。別に六花の方から連絡してくれるのもアリだから、ヤりたくなったら遠慮なくヨ・ロ・シ・ク。六花ならいつでも、ちゃんと気持ちよくしてあげるからさ」
「あ、そうそう。とりまアカネちゃんとの件だけど、ちゃんとセッティングしてくれるよう六花からはっすに伝えといてくれる?」
「あーはいはい、金曜の夜だっけ。オッケー、ちゃんとはっすに伝えとくね。じゃ、次に会うのはその時ってことで。……アカネも含めてウチら全員満足できるよう、みんなしっかりザーメン溜めといてよね❤ それじゃ、みんな愛してるよ❤ またね、バイバーイ」

 はっすとのビデオ通話から派生した次のアポイントメントを確認すると、制服を纏った女子高生は満面の笑顔で男たちに一時の別れを告げた。
 少しドキドキしながら誰もいないラブホテルの通路を歩いていく。結局エレベーターに乗るまで誰ともすれ違うことはなく、ひとり乗った籠の中で彼女はなんとなく苦笑を浮かべていた。
 土曜の夜、初めてこのエレベーターに乗った時は彼らに連れ込まれる形だったのが、帰る今は一人きりで乗っている。誰かとのセックスなんてただの妄想でしかなかったはずの、処女だったこの身体も今ではすっかりセックスの虜になり、ただのビッチになっているという変化も加えて。その前後の対比が、なんとなくおかしかったのだ。

「……ホント、まさかこんなことになるなんて。はっすとなみこに誘われたときは、想像もしてなかったんですけど」

 人生はわからないものだと、この年にして実感させられてしまう六花だった。
 それでも、不思議と悪い気持ちではない。正直、親友ふたりに騙された悔しさは残っているけれど。それをはるかに上回る悦びを知ってしまったのだから、ある意味それも当然だと言えるのだろう。――おそらくは。
 一階についてエレベーターを出たところで、六花は小さく欠伸を噛み殺す。途中で休憩は何度か挟んだとは言え、さすがに十時間以上ぶっ続けでヤりまくったのだ。疲労を感じないわけがなかった。
 それでも母親との約束だからと、律儀に学校に向かう六花。とは言え、今日はほとんど睡眠学習になってしまうのは、見逃して欲しいところではある(バレなければ、問題はないはずだが)。
 なにはともあれ――

「ああ、早く次のセックスしたいなぁ」

 そんなことを呟きながらホテルを出た彼女は、やけに黄色く見える太陽を見上げてからゆっくりと、新しい一歩を踏み出したのだった。

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